はいたい!管理人のミツです。
私は沖縄出身で、27歳の時に東京に行きました。東京での生活を10年経験した後、今はまた沖縄に帰ってきた、いわゆるUターン組でございます。
沖縄県民って「ホームシックになってすぐに沖縄に帰る」とよく言われます。
東京で就活したときに言われたのが「沖縄の人って急に辞めて帰っちゃう人いるけど大丈夫?」という質問。実際に、1ヵ月ぐらいで辞めた人もいたなぁ
もちろん、全ての沖縄県民がそうだとは言いません。
でも、海を越えて行くんだもの。生活や風土、人柄、色んなものがガラリと変わると心が折れることもあります。それに耐えられない人がいるのも頷けます。
私も、何度も心折れそうになりました。
そんな時、私を助けてくれたのが「ラジオ」だったのです。
最もラジオを聴いているのは沖縄県
沖縄県民ってラジオが好きです。
特にご年配の方は、ラジオ片手に仕事をしている人も多いほど。私の母も、日中はテレビを消してラジオを流しながら家事をしていました。
そのせいか、私の生活にはいつもラジオが身近にありました。
なんで、沖縄県民はこんなにラジオが好きなんだろう。
沖縄県民が「ラジオ」を一番聴いている!
調べてみると、ビデオリサーチが行っている「全国ローカルラジオ聴取状況レポート」で、沖縄県が聴取習慣率(週平均)1位で最もよくラジオを聴いていることが判明しました。
2位以降には岩手県、北海道、山梨県、埼玉県と続きます。聴取習慣率(週平均)は、他4県が8%台で横ばいなのに対し、沖縄県は11.2%と圧倒的です。
沖縄県民はラジオ好きだろうと思っていたけど、実際に数字で見てもダントツでした!(*^▽^*)
調査で聴取の対象としたのはAM・FMラジオ局。AMとFMを合わせた民放県域局数は40府県で2局以下なのに、沖縄はAM2、FM1と3局が共存します。
なぜ沖縄県民はラジオが好きなのか
ラジオが夕方から夜、土・日曜日に聴かれる東京に対し、沖縄の激戦区は平日の正午から午後4時までだとか。
そうそう!この時間帯って面白いラジオ多いよね
リスナーがメールなどで参加。パーソナリティーとのやり取りを楽しみ、時々リクエストの音楽が流れるのが定番スタイルです。名物リスナーさんが多いのも沖縄の特徴です。
仲間意識や郷土愛が強い沖縄。地元のあるあるネタで盛り上がるケースも多いように感じます。
沖縄県で最もラジオが聞かれている時間帯は、平日の7時台 (平日平均 21.3%)と、通勤時間帯に聴かれていることが多いと推測されます。
沖縄に来て、車の移動中はラジオを聴くことが多くなったよ。特に朝の時間帯は交通情報も流れているから便利だよね
車とラジオは切っても切れない関係性。電車がない沖縄では、通勤で使う車中でお気に入りのラジオを聴くのが定番なのです。
また仕事中にもラジオを聴いている人も多いです。
職場でラジオが流れていたり、畑仕事や工場などで流していたり。作業しながらの「ながらラジオ」が多いのが特徴的です。また、それが当たり前に受け入れられている風潮にあります。
東京で沖縄のラジオをどうやって聞こう
上京した10年以上前は、東京で沖縄のラジオを聴く方法があまりありませんでした。
家や職場や車の中で、いつも当たり前にあったラジオの音が聞けなくなるのは、その時は本当に寂しくて。何とかして沖縄のラジオを聴く方法はないかと色々と調べました。
やっと見つけたラジオサービス
そして見つけたのが、全国のFMラジオが聴けるauの「LISMO WAVE(リスモウェーブ)」というサービス。
いまは、サービスの提供を終了してしまいましたが、当時はこれだけが沖縄のラジオを聴く唯一の方法だったのではないかなと思います。
沖縄にいたときはAMラジオばっかり聴いていたので、FM沖縄はあまり馴染みがなかったのですが、それでも東京での生活に疲弊していた私の心をすごく癒してくれました。
良く聴いていたのは、ゴールデンアワー。局長の西向幸三さんと糸数美紀さん(ミキトニー)との掛け合いが面白くて、休みの昼下がりにイヤホンでずっと聴いていたなぁ。
ポッドキャストでティーサージパラダイスが聴ける!
その次に出てきたのが「ポッドキャスト」です。
ポッドキャストとは、インターネットを通じて音声データを配信できるソーシャルメディアのことで、色んな番組を無料で聴くことが出来ます。
そこで、ラジオ沖縄の名物番組「ティーサージパラダイス」が配信されていると知りました。
ラジオ沖縄で平日12時~14時半まで放送してる人気番組。沖縄の普通がわかるアンケー島(とー)と題し、2択のアンケートを毎日出題。リスナーからのメールを集計し「沖縄の人たちはこう考えている」という傾向を面白おかしく紹介している
早速ダウンロードして聴くと、懐かしいひーぷーさん(真栄平仁)の声が( *´艸`)
歓喜!歓喜でした。しかも、時間を気にせずにいつでも聴くことが出来る。
本当に、毎日毎日聴いていました。お出かけするときもイヤホンから流して移動したり。沖縄の訛りと方言が、こんなにも心地よく感じるとは驚きでした。
神サービス「ラジコプレミアム」の登場
リスモやポッドキャストのおかげで沖縄のラジオを楽しむことが出来ましたが、すべてのラジオを聴くことはできません。
そんな時に登場したのが「ラジコプレミアム」でした。
radiko(ラジコ)自体は、スマホでラジオが聴けるアプリとして愛用していました。
そのラジコが、プレミアムプラン(有料プラン)を発表し、その中のひとつが「エリアフリー」という全国のラジオ放送を聴くことが出来るというサービスです。
これを聞いたときは、すぐに有料会員に登録!
2分ほどのタイムログはありますが、いままさに流れているラジオを聴くことが出来ます!パチパチパチ!
この時の感動は、ポッドキャストの時よりもすごかったです。だって、沖縄のラジオが流れて、何だったらポッドキャストでは聴くことが出来なかったCMも流れてきて、とにかく感動( *´艸`)
東京でも、沖縄を感じることが出来るのです。
ラジオに助けられた日々
私が大好きだったのが、ラジオ沖縄の「ティーサージパラダイス」と「チャットステーションL」という2番組。通称「TEA茶(ティーチャ)」として、平日の12時~13時50分と14時~16時を楽しませてくれた番組です。
どっちも大好きでしたが、特に玉城美香さん(みーかー)の「チャットステーションL」は、親戚のねぇねぇ(お姉さん)の語り口調を聞いている感覚で心地良く「笑って泣いてはんまよー」の通り、泣き笑いしながら聞いていました。
結婚してからも、家事の最中にイヤホンで聞いていました。
急に笑い出すことがあるからびっくりしたよ
電車でも聞いていたので、たまに吹き出してしまい恥ずかしい思いをしたことも(笑)
そんな大好きな「チャットステーションL」が最終回を迎えたときは泣きましたし、みーかーさんが新しく番組を受け持った時にはまた嬉しくて泣きました。
東京での生活は色んなことがあったけど、本当に沖縄のラジオを聴いて過ごしていたなぁと改めて思います。沖縄にいたころよりも聴いていたかも?
沖縄に帰ってきた今でも、もちろん聴いていますけど(*^-^*)
県外に出て、辛くて沖縄に帰りたい方がいたら、ぜひラジオを聴いてほしいなぁ。悩みがあれば、ラジオ投稿してもいいかも。色んな人が相談に乗ってくれますよ。沖縄の訛りと方言が、疲れた心に染みるはず。
まとめ
今回は、沖縄県民とラジオの関係について、私の経験を交えて考察してみました。
・作業中や車などで「ながら聞き」出来るラジオは、沖縄県民の生活に根付いている
・「ラジコプレミアム」を使えば、東京でも沖縄のラジオを聴くことが出来る
・聞きなれたラジオパーソナリティーや沖縄の時事ネタが、東京生活には染みる
当たり前に日常にあったラジオ。
それぐらい、沖縄県民にとってはなくてはならないものでした。
公開放送も時々あるので、休みが合えば行きたいなぁと思っています。1ヵ月ぐらい前から分かっていれば休みが取れるんだけどなぁ( ;∀;)
そして、ティーサージパラダイスのステッカーを手に入れて、車に貼るんだい!「癒汰志駆(ゆたしく)ステッカー」いつか絶対手に入れるぞ~!
\防災にもおススメ/
コメント