はいたい!暑さに溶けそうな、このブログの管理人ミツです。
沖縄から上京して10年。沖縄と東京の違いを日々観察しています。
東京は、連日35度に近い暑さが続いていますね。熱中症とまではいかなくとも、暑さにまいって体調を崩している人も多いように感じます。
特に外を歩くときは日差しが強くて大変…
沖縄の人は、どんな日差し対策をしているのだろう?
そこで今回は、沖縄で生まれ育ち・東京に移住して10年の管理人が、沖縄でしていた日差し対策をご紹介します。東京でも応用できる内容ですので、ぜひご覧ください。
今回の記事でわかること
- 沖縄と東京の暑さの違いがわかる
- 沖縄の日差し対策がわかる
沖縄と東京の暑さの違い
前回の記事(【沖縄と東京の違い①】元沖縄県民が思う、沖縄と東京の暑さの違いは「湿度」にあった?)でご紹介したように、沖縄の暑さと東京の暑さには違いがあります。
まずは気温。
実は、沖縄の夏の最高気温は32度ぐらい。それに比べ東京は35度を超える日も多く、近年では40度に届く日もありました。そう、沖縄より東京のほうが夏の気温は高いのです。
次に湿度。
沖縄の6月~8月の平均相対湿度は80~82%なのに対し、東京は70~73%と10%も違いがあります。つまり、沖縄は東京より湿度が高く、もわっとした暑さを感じやすいということ。
そして最後にもう1つ。
最も大きな違いが日差し(紫外線)です。
下記の表は、東京と沖縄(那覇市)のUVインデックスを表したグラフです。
UVインデックスとは、紫外線の強さをわかりやすく指標化したもので、3以上は直射日光を避けたほうが良いとされています。
東京と沖縄のグラフの色が全然違うね!
そう。沖縄はめっちゃ紫外線強くて、日差しは痛いと感じるレベルだよ
このグラフを見てわかるように、沖縄の日差しは東京よりとても強いのです。日差しはすごく体力を奪います。沖縄では、日差し対策をとることがとても重要とされているのです。
対策① 直接日差しを浴びない
日差し対策で、とても大切なことは「直接日差しを浴びないこと」。
上記でも説明したように、沖縄の紫外線はかなり強めです。安易に日差しを浴びて日焼けしてしまうと、身体には大きなダメージが残ります。日焼けは「=火傷」と同じ。
身体は過度の紫外線から細胞を守り、また傷んだ部分を回復させようと働きます。
そのため、疲労物質が蓄積し「なんだかだるい」という症状がでてきます。
紫外線から細胞を守る「メラニン」は、過剰に蓄積されると疲れだけではなくシミやそばかすの原因にもなるよ
そのため、直接日差しを浴びない、日焼けをしないことは大切なのです。そのためには、
・肌を出さない
・日焼け止めを塗る
・サングラスを活用する
・日傘を使う
この4つを取り入れることが有効です。
①肌を出さない
紫外線が強い沖縄では、直射日光は恐ろしいもの。出来るだけ、日差しが直接肌に当たることを避けましょう。
そのためには、日差しが強い時こそ薄手のUVパーカーを着たり、アームカバーで腕を覆ったり、帽子で頭を守ったりする必要があります。
暑いのに薄手のパーカーを羽織るのはちょっと…
確かに、短時間の移動などは無理して羽織る必要はありません。ですが、長時間日差しの下にいることがわかっているとき(キャンプや海などのレジャー)は、必ず肌を守るようにしましょう。
最近の東京は、沖縄と同じように晴天時の日差しは強烈です。首元や腕は、直射日光が当たらないようにするだけで、疲れを軽減させることができますよ。
②日焼け止めを塗る
シンプルですが、日焼け止めもきちんと塗りましょう。「肌を絶対にやかない」と謳っているものが多くあるように、日焼け止めは肌へのダメージを軽減してくれます。
肌ダメージが少なくなれば、肌を守ることに使うエネルギーを軽減することにもつながるので、疲れにくくなります。
暑くて長袖やアームカバーをつけるのが難しい人や、サンダル時などの足先など、直接肌が日光に当たる場合はしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
③サングラスの活用
目から入ってくる紫外線を侮ってはいけません。
目から紫外線が入ってくると、脳が疲労すると言われています。また、脳が「いま紫外線をいっぱい浴びている」と判断することで、肌を守ろうとメラニンが過剰に作られてしまいます。
せっかく日焼け対策をしていても、メラニンが過剰になると疲れてしまうのです。
サングラスをすると、眩しさも軽減されて過ごしやすいよね
ちなみに、サングラスは薄い色の物のほうが、目への紫外線を防いでくれると言われています(濃い色のサングラスだと、視界が暗くなり瞳孔が開くので紫外線が入りやすくなる)
もちろん、しっかりと紫外線カットされているものを使用してくださいね。
④日傘(晴雨兼用)を持つ
直射日光を避けるためのマストアイテムと言えば「日傘」です。
日陰がないなら、日陰を作ればいいじゃない!と誰かが言ったとか、言わないとか。日傘は、どこにでも持っていける自分だけの日陰なのです。
これを持っていれば、日陰を探して歩く必要はないですね。
ポイントは完全遮光のタイプを選ぶこと!
最近は男の人も日傘を差すようになったよね。僕も晴雨兼用の折り畳み傘を愛用しているよ
日傘は女性の物というイメージがありますが、日に当たらないことは「暑さに負けない」ために必要な物。ぜひ、積極的に男性にも使ってもらいたいです。
対策② 日のある時間帯に動かない
対策①で「直接日差しを浴びない」ことについてまとめましたが、そもそも「日のある時間帯に動かない」ことも大事です。
沖縄の人は、日差しが強い時間帯に出歩くことが嫌いで、日中外を歩いている人をあまりみません。
それは、日中出歩く危険性を知っているからです。
まぁ、歩くこと自体が嫌いというのもあるのですが…
朝と夕方の時間帯に行動する
東京は本当に暑い。何が暑いって、駅までの移動が本当に暑い。沖縄では基本、車を使ってドアToドア。日差しの下に出ること自体したがりません。
沖縄県民が大好きなビーチパーリー(ビーチパーティー)も、昼過ぎ~夕方にスタートすることが多いです。日差しが落ち着いて涼しくなってから行動します。
そのためか、沖縄のお店は夜遅くまでやっていることが多いです。
東京もこんなに気温が高く日差しが強くなってきているのだから、夕方以降に遊べる施設がもっと増えればいいのにと思います。無理して日中出歩く必要はないですよ~
日中は建物の中に避難
どうしても日中お出かけしたい場合は、出来るだけ屋内で過ごせる場所を選びましょう。炎天下の中で遊んでも、熱中症になってしまっては大変です。
日焼けをしてひどいダメージを受ける前に、建物で休みながら遊びましょう。キャンプに行くときは、サンシェードなど休憩スペースを確保することが大事だよ
夏休みは、日中は図書館などを利用してもいいかもしれませんね。
沖縄にいたときは、よくショッピングモールに行っていました。
家~車移動~ショッピングモール~車移動~家と、ほとんど日差しを浴びないコース。
車も、アームカバー必須、首元には紫外線ガードのストール、エアコン最強、サングラスと、太陽が嫌いなのかというレベルで対策していました。
それでも、日焼けするんですから。沖縄の日差しは恐ろしいです
東京では、電車移動が基本なので「家~駅」までの移動が難所。
会社に行くのに通らなくてはけない道。なんとか日陰を選びますが、すべての日差しを避けることはできません。日傘が必須です。でも、そこさえ突破すれば、帰りは日差しも弱いので大丈夫なのです。
まとめ
沖縄県民がいかに「日差し」を避けて生活しているか、お判りいただけましたでしょうか。
沖縄県民が「日差し」に対して行っている対策は大きく2つです。
対策① 直接日差しを浴びない
肌を出さない
日焼け止めを塗る
サングラスを活用する
日傘を使う
対策② 日のある時間帯に動かない
朝と夕方の時間帯に行動する
日中は建物の中に避難
「日焼けは体力を奪う」ということを意識して、夏の暑さにバテないよう日差し対策をしっかり行いましょう。
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