はいたい!ツナ缶大好き、管理人のミツです。
あなたは、ツナ缶が好きですか?私はツナ缶が大好き。そして、沖縄県民もツナ缶が大好きです。沖縄県民がどれぐらいツナ缶が好きかというと、
ご覧の通り。箱買いするほど大好きなんです。
ツナ缶が箱で売っているの初めて見た
え? 沖縄では普通だよ。ツナ缶の箱にのし紙かけて、お中元にする人もいるぐらい、ツナ缶の箱売りはポピュラーだよ
でも、確かに東京では一度もツナ缶の箱売りを見たことがありません。そもそも、ツナ缶コーナーもそんなに大きくありません。沖縄が特別、缶詰の種類が多いだけかもしれませんが(笑)
「シーチキン」の消費量は全国平均の約4倍
沖縄で愛されているツナ缶。
その消費量は全国1位で、全国平均と比べても倍以上の消費量と言われています。
国内市場で5割以上のシェアを誇るはごろもフーズ(本社・静岡県)の主力商品「シーチキン」の沖縄県内での消費量は年間1631万缶(2017年度、同社調べ)と全国平均の約4倍に当たる。
参考 沖縄タイムスプラス
あの「シーチキン」の消費量が全国平均の約4倍!?
本当にツナ缶好きなんだね~
家には必ず置いてあったし、買い物に行くといつも3個は追加で買っていた記憶だよ~。セールの時には大量に買い込んでいたし
そ、そうなんだ。…単純な疑問なんだけど、そんなに買って食べきれるの?
食べきれるよ。沖縄の「チャンプルー」料理にはよくツナ缶が使われているし、サラダや玉子焼きに入れたり、なんだったら「そのまま」ご飯と一緒に食べることもあるよ
そうなんです。沖縄の「チャンプルー料理」には、ツナ缶やポーク缶がよく使われています。
- ゴーヤーチャンプルー
- そうめんチャンプルー
- フーチャンプルー などなど
沖縄料理でよく使われるチャンプルーとは「ごちゃ混ぜにしたもの」と言う意味があります。沖縄では特に「島豆腐と野菜を炒めたもの」をチャンプルーと言い、島豆腐を使わない場合は「タシヤー」、油で炒めてだしで煮たものを「イリチャー」といいます。
その他にも、ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼きみたいなもの)や、にんじんしりしりにも使います。天ぷらに入れたり、玉子焼きに入れたり、普通に野菜炒めに入れることも。とにかくツナ缶よく使います。
お腹空いて食べるものがなかったら、ツナ缶をおかずにご飯食べたりしていました。マヨネーズ混ぜると美味しいよね
箱売りが浸透している
沖縄では、他県にはないツナ缶の「箱売り」が普通に並んでいます。大体、12個入りか15個入り。
いやぁ。ツナ缶が好きなのは分かったけど、箱で買う人そんなにいる?だって、どうせ箱から出して保管するんでしょう
まぁ、個々で買うより持ち運びが楽っていうのもあるけれど。箱は贈答用に使う場合が多いかな?
ぞ、贈答用????
どの家庭でも頻繁に使うツナ缶。沖縄では、お中元やお歳暮用に購入する人もとても多いです。お盆やお正月に仏壇のある家に行くと、大量のお中元やお歳暮が置かれていますが、その多くがツナ缶やお米、そうめんなどです。
よく使う。
よく消費する。
だから、贈答品として喜ばれるのです。
ツナ缶の贈答品用は、大体「お中元」や「お歳暮」のシールが貼られていて、それをそのまま持っていくスタイル。
お盆やお正月には、どのスーパーの食品売り場も、ツナ缶の箱がたくさん並んでいます。
また、ツナ缶の箱は沖縄らしい模様の物も多いです。いかに、沖縄に特化したサービスか分かりますよね。沖縄のお土産に「箱入り」ツナ缶なんてのも面白くていいかもしれません!
台風時にも大活躍!停電時の救世主
台風時の非常食としても、ツナ缶は大活躍です!
沖縄の台風は、本土とは違い「強い暴風域」に入ることが多い。そのため、停電になる確率が高いのです。(強風で電線に飛来物がひっかかったり、電柱が倒れたり)
停電で電気が使えなくなることを見越して、台風前は冷蔵庫の食材を減らしたりもします。その時、常温で保存できる缶詰やそうめん、小麦粉などで作れる料理が大事になってくるのです。
台風時の料理っていったら、やっぱりヒラヤーチーとそうめんチャンプルーだよね~!!
小麦粉と卵で簡単に作れるヒラヤーチー。具材にツナ缶をプラスすると、グッと美味しくなります。休日のお昼ご飯にササっと作るイメージもあります。
普段使いにも、非常食としても万能なツナ缶。そして何より美味しいとなると、沖縄でこんなに人気が出るのもうなずける気がします。
ツナ缶が身近過ぎて、東京ではそんなに使われていないことに違和感を覚えたよ。値段も心なしか高い気がする
ツナ缶の種類自体も全然違うからね。沖縄のスーパーに行ったとき、その種類の多さにもびっくりしたよ。
箱売りもそうですが、1缶売りをしているのも特徴的です。東京でも1缶売りしていますが、こんなに安く並んでいることはありません。安い時に大量に買い込むのが沖縄の常識です。
トゥーナーは沖縄の愛され缶詰
オバァの家に行くと、いつも「かめーかめー攻撃」(いっぱい食べなさいと色んな食材を出される)にあっていたのですが、お菓子などがない時には
「あい。いま何もないさー。でもトゥーナーあるから、ご飯と一緒に食べなさいね!」
と最終的には、トゥーナーとご飯を出されたことがあります。
もうお分かりですね。トゥーナーとは「ツナ」のこと。沖縄のご年配の方々は、アメリカ統治時代の影響もあり時々ネイティブな発音をするのです(笑)
とにかく、家にはトゥーナーはある。
それだけで、沖縄県民の心には安心と平和がもたらされるのです。
大げさだなぁ
大げさじゃないよ〜。戦後間もない沖縄では、ツナ缶は大切なタンパク質だっただろうし。亜熱帯の沖縄では、長期保存できるツナ缶はありがたかったハズ。だから、こんなに愛されているんだよ〜
まとめ
沖縄では、ツナ缶は「箱売りされている」ほど大人気の缶詰です。
- シーチキンの消費量は全国の約4倍!
- チャンプルーなど、様々な沖縄料理で使われている
- 箱売りされているものは、贈答品としても人気がある(お中元、お歳暮など)
- 台風時の非常食としても重宝されている
東京に来て最初の頃、スーパーに行くたびに沖縄との文化の違いを感じていましたが「ツナ缶高いなぁ」と思ったのは今でも忘れられません。
缶詰がこんなに好きだったなんて。沖縄を離れて気付かされることはたくさんありますね。
沖縄に来た際には、ぜひスーパーにも立ち寄って「缶詰コーナー」に並んだ色んな缶詰や、箱売りされているツナ缶を目撃してくださいね!(お土産に買っていくと良いさぁ!)
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